【生まれたのは200年前!】一つの屋台から始まった担々麺の歴史
ゴマ風味がおいしい辛いもの、担々麺。中国ではゴマ風味の担々麺でもなく汁もない!?
日本でもすっかり有名になった中国料理・担々麺。
中華料理店やラーメン屋に行けば、必ずと言って良いほど、メニューにありますね。
担々麺が無い店の方が少ないと思うほどです。
5000年の歴史がある中国において、料理文化もまた数千年を超える長い歴史があるものがありますが、担々麺は違います。
生まれたのは200年前の四川省。
しかも一つの屋台からその歴史は始まりました。
担々麺はどんな料理?
担々麺は中国・四川省発祥の麺料理です。
元を辿れば中国料理であるものの、日本に伝えられてから数十年が経つからか、
日本国内でも、地域によってアレンジした独自の担々麺が登場しています。
担々麺の歴史
担々麺の始まりは1841年の中国・四川省までさかのぼります。
四川省の自貢市(じこうし)にいた陣包包というあだ名の男性が考えたとされています。
彼は、四川省有数の都市である成都市内を売り歩きました。
片手には七輪の鍋、もう片手には、麺・調味料・食器・洗い桶を棒に吊るして、歩き回っていました。
料理を提供する際の鍋は区切られており、片方には具を片方には湯を入れました。
火鍋のような形なんです。
天秤のような棒を担いで売っていた麺ということから
担担麵という名前が付きました。
中国では汁無し担々麺がよく食べられた
四川省では、日本で言うところの「汁無し担々麺」が提供されていました。
元々担々麺は、街を歩きながら売るものであったため、スープを運ぶことは難しかったのです。
天秤の棒で運んでいては、こぼれちゃいますからね。
そこで汁を無くして、茶碗程度の大きさの器に、麺と具材を入れて出しました。
日本にやってきた担々麺
日本にも担々麺がやってきました。伝えられた時代は不明です。
伝えた人物は来日後、自ら都内に四川料理店を構えた四川省出身の料理人・陳建民さんです。
彼がNHK料理番組「今日の料理」で四川料理を紹介したのをきっかけに、担々麺が国内に普及したのです。
陳建民さんは、担々麺を日本人向けに改良して店で提供しました。
茶碗くらいの器で提供されていた中国の担々麺とは違い、
日本ではその1.5倍から3倍近く大きい器に入れて出されました。
そして芝麻醤というゴマペーストを多く加えた味にアレンジして、日本人が好むように改良して
日本に広まるようになりました。
日本では、ラーメンは一つの食事メニューとなっているように、
担々も間食やおやつから、立派な食事メニューになったのです。
麺の違い
麺の大きさも、中国と日本で違います。
中国の麺より太く、日本ではほとんどの店で鹹水(塩を含んだ水)を使った中華麺が採用されています、
太麺になると、スープに絡みにくくなる欠点があるため、縮れ麺を使用してスープにも絡むようしている店もあります。
「ご当地担々麺」の誕生
日本には、地域ごとに発展した独自の担々麺が多く存在します。
日本で担々麺の定義は特に決められていません。
その結果、店によっては味付けや具材が少しずつ違うようになりました。
一般的に、肉のそぼろはひき肉を使うことが、豚肉の他に牛肉や鶏肉、更にはチャーシューや煮豚を載せる店も現れました。
入れる野菜も様々で、チンゲンサイ・ほうれん草・サヤエンドウ・モヤシ・ニンジンなどがあります。
有名なご当地担々麺としては、
千葉県勝浦市のラー油ベースの激辛スープを使った「勝浦タンタンメン」、
広島市周辺には、中国で多く食された汁無し坦々麺の専門店街があります。
1975年に小田原市上曽我で発祥した「小田原系担々麺」もあります。
まとめ
本記事では担々麺について解説しました。
海が無く盆地のため、独自に発達した四川料理には、
麻婆豆腐や回鍋肉など日本で伝えられて普及した料理がたくさんあります。
辛いものがお好きな方は、他の四川料理もぜひお試しあれ!
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