パッタイはどこの国の料理?国中に普及した意外な理由
パッタイ、それは米粉でできたやや太めの麺を使うタイ風焼きそばの屋台料理です。辛い料理ではありません!
パッタイという料理をご存知でしょうか?
日本で言う、焼きそばのような料理で、モチっとした平打ち麺に甘酸っぱいソースがかかる料理です。
今回はそんなパッタイについて解説していきます!
パッタイはどこの国の料理?
焼きそばのようなパッタイですが、これはタイの麺料理です。
もうタイの位置は覚えましたね。
マレーシアの北、ベトナム・カンボジアの西、ミャンマーの東南に位置します。
近年、日本国内にもタイのレストランをよく目にするなど、タイ料理も人気が高まっていますが、
パッタイは中々知られてないのでは。
トムヤムクンやカオマンガイの方が人気があるかも。
しかし、タイ国内では、地元の食堂はもちろん都市部の屋台でも提供されるほどの人気メニュー。
都会でも田舎でもあちこちにあるのが特徴です。
タイの国民的料理でもありますが、現在のレシピが確立したのは1930年と、歴史は長くありません。
パッタイはなぜ普及したのでしょうか?
パッタイが普及した理由
パッタイがタイ国内で普及した理由は、失業対策にあります。
なぜなのか、説明します。
◎パッタイの歴史
今のパッタイの原形が成立する以前、パッタイのろうなライスヌードルを炒めた料理は、
タイの中世に存在したアユタヤ王朝時代に、タイに取引で訪れていた、中国かベトナムの商人より伝えられたとされています。
東南アジアの中央に位置するタイには、インドを始めとした西アジア、中国を始めとした東アジア両方から食文化が入ってきました。
◎第二次世界大戦の時に
パッタイが今のような形になったのは1930年代。
第二次世界大戦に理由があります。
2度の世界大戦を通してタイ王国は、植民地支配されることは無かったものの、
インドシナ半島を支配した欧米諸国の緩衝地帯になるなど、影響が無かったとは言いません。
特に代表的な輸出品であった米が、洪水で不足したため、
当時のタイの首相が、国民に米の消費を抑えるよう呼びかけました。
同時に、入手し易いライスヌードルを代わりに食べることになりました。
米に代わる新たな国民食を決めるコンテストを開催したりして、そこで優勝した料理が、
現在のパッタイに似たライスヌードル料理だったのです。
1945年11月7日には、タイ王国政府から正式に、パッタイを国民食とすることを宣言しました。
◎失業対策にも一役買う
こうしてタイ国民の大衆食となり、普及し始めたパッタイですが、
第二次世界大戦以降に深刻化した、失業者増加解決にも役立ちました。
当時の首相だったピーブンは国民に向けて、ライスヌードルの製造・調理の仕事に従事するよう呼びかけ、
レシピを配布するまでにしました。
そのため、今でも都会田舎問わず、あちこちでパッタイを提供する店がみられるのです。
アメリカのニューディール政策に似たものがあります。
こうしてパッタイが普及していきました。
人気はタイでは止まらない!世界にも広がる
タイの国民食として定着したパッタイですが、世界にも広がっていきます。
きっかけはベトナム戦争です。
戦争時に東南アジアを訪れていた米軍兵士の休養先はタイでした。
訪問する人数が大勢だったため、外国人向けのレストランや宿泊施設が作られるほどでした。
パッタイだけでなく他のタイ料理も、知名度が世界に広がっていきました。
タイ料理を観光資源に!
2002年に、当時のタイ王国首相であったタクシンは、
タイの食文化を観光資源とするため、タイ料理レストランの開設を推奨しました。
この政策のうちに、優れたレストランを表彰するなどしたのですが、
表彰される評価基準にパッタイの提供も求められていました。
国を挙げての表彰なので、その中にパッタイがあるということは
タイにとって外国の人に食べて欲しい料理ということですね。
今回は、パッタイの歴史について紹介しました。
普及した歴史は意外ですね。米不足から普及が広がり、失業者対策にも役立ち、やがて世界にも広まりました。
パッタイを提供するタイ料理レストランも多いので、気になる方はぜひ食べてみてください!
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